対話主事通信「いろとりどり」2021.11月号
突然ですが、クイズです。
「静岡県で、というより日本で一番高い山は…富士山ですが、では静岡県で一番低い山は?」
答えは、「標高32メートルの根川山」です。
さて、このクイズと答えを読んでいるときのあなたの頭の中を振り返ってみてください。いろんな「?」がわいてきませんでしたか?
一番低い山なんて決まってないんじゃないの? そんなの決められないんじゃないの? なんでその山だって決められるの? そもそも盛り上がっている土地のどのへんからが山になるの?
実は、こんなふうに疑問がわいたときが勉強が楽しくなるチャンスです。その疑問をそのままにして忘れてしまうか、解決しようと調べ始めるかが、勉強が好きになるかどうかの分かれ目でもあります。
ウチの本棚に眠っていた本「ドラゴン桜東大合格をつかむ言葉161」(三田紀房&モーニング編集部編)に次のような言葉がありました。
すべての学問は、この「なぜ?の疑問を解き明かしたい」を土台にしている。街に出て世の中を見渡してみる。
世の中にはたくさんの「なぜ」があふれている。「正しく読む」能力を身につけるには、常になぜという「疑問」を持つこと。
ふだんの生活の中で子どもが「なんで?」と言うことがありませんか? その時あなたはどう対応していますか? 子どもが「なんで?」と言ったら、その子が勉強が好きになる千載一遇のチャンスです。いっしょに調べたり考えたり、それは子どもだけでなく親にとってもとても楽しい時間になると思います。
たとえば、次のような素朴な疑問を感じることはないでしょうか?
・熱いものを冷ますときはフー、冷たい手を温めるときはハーと息を出すのはなぜ?
・葉っぱの色が黄色や赤色に変わるのはなぜ? ・食パンのはしを「耳」というのはなぜ?
・電線にとまっている鳥が感電しないのはなぜ? ・おなかが鳴るのはなぜ?
・日本を英語でジャパンというのはなぜ? ・頭をぶつけるとたんこぶができるのはなぜ?
どうでしょう。そう言えばそんな疑問を感じたこともあったなあ…というものがありませんか? 毎日の暮らしをちょっと見直してみると、次々と「なぜ?」が生まれてきそうですね。
近ごろ私は、「グレートトラバース」とか「にっぽん百名山」とか「山」関係のテレビ番組をよく見ています。すると、日本一高い山が富士山なら2番目は? 百名山とか二百名山って何? 山の名前はどうやってついたの? 山のことを調べようとすると「深田久弥」という名前が出てくるけどそれはどんな人? わからないことだらけで、やはり次々と疑問がわいてきます。
「なぜ?」を感じ、少しでも解き明かしたいと願い、少しでも「なぜ?」が解けたら喜ぶ…その繰り返しが人の一生かもしれませんね。
ちなみに、最初のクイズの答えが「根川山」となる理由は、「国土地理院の地形図に記載されている山の中で静岡県で一番低いから」です。
私は、佐鳴湖畔をウォーキングしていてたまたま見つけた看板でこのことを知りました。根川山は、実は浜松市の佐鳴湖畔にあるのです。ちゃんと「登山口」という看板もあるんですよ。
Ps:看板つながりで余談をひとつ。
世の中を見渡してみると、たまにおもしろい看板があります。あるとき、ある町のあるスーパーの魚売り場でこんな看板を見つけました。よく見てみてください。「ペット・唐揚げに」って書いてあります。ペットにするか、唐揚げにするか…すごい選択! 思わず、プッと吹き出してしまいました。
全家研ポピー浜松支部 教育対話主事 鈴木育代
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