対話主事通信「いろとりどり」2021.03月号
佐鳴湖公園の遊歩道を歩いていると、だいたい1月の終わりごろからその年の「初」を見つけます。小学校に勤めていた時には、2月の終わりごろになると、登校してきた子どもたちが息をはずませながら「先生、見つけたよ!」と、握った手を開いて見せてくれました。
……… 「つくし」です。
今年度は、未知のコロナウイルスに振り回され、日常が日常でなくなった不安だらけの1年でした。去年3月の突然の休校のまま新年度を迎え、入学式や始業式もままならないまま新年度が始まりました。
コロナ対策を常に意識しながらの学校生活、子どもたちはどんな思いで過ごしてきたのでしょうか?きっと不安を抱えながらも、今できることに精一杯取り組んで一歩一歩歩んできたに違いありません。その歩みを「頑張ったね」「世界が広がったね!」と一緒に喜びたくなります。
そこで、子どもたちに「つくしの詩」を送ります。小学校に勤めていたある年、修了式のお話用に、子どもたちの1年間の姿を振り返りながらつくったものです。
・つくしは小学1年生、土からちょこんと、顔だして、いつもにっこり、よく気がつくし
・つくしは小学2年生、ゆっくりじっくりちからをためて、からだもこころもぐんぐん伸びる
・つくしは小学3年生、やさしさのほうしとばして仲間をふやす、友だちの輪が、大きく広がる
・つくしは小学4年生、大きくなったらアスパラ?たけのこ?それともスギナ?未来の自分を思い描いて
・つくしは小学5年生、見えないところに根っこをはって、みんなのために尽くします
・つくしは小学6年生、いつもすくっと胸はって、顔はきりっとたよれるリーダー、ナイスアイデア思いつくし
ある小学校の先生から失敗談を教えてもらいました。
「朝、女の子がうれしそうにこれまで提出したことのない宿題ノートを手渡してくれたけれども、明らかに字が雑。反射的に『提出してえらい!次はもっときれいに書けるといいね』と声をかけたら、次の日からまたやってこなくなってしまった。」
何がいけなかったのでしょう?どうするのがよかったのでしょう?いろいろ考えさせられる事例ですが、年度末の今、大人が心しておきたいことを一つだけ挙げるとするなら「まずは、ここまで頑張ってきたことを心から一緒に喜んであげよう!」ということです。
「あなたのために」を振りかざしてつい「こうするといいよ」と口にしてしまいがちなのが、大人のサガ。でも、普段から子どもの様子を見ていれば、ここまでの道のりがちゃんと分かっているはず。そこを本気で認めてあげれば、子どもたちのやる気にきっと火がつきます。アドバイスはその先でいいのだと思います。
子どもの背中をそっと明日へ押してやる…そんな3月になったらいいなと思っています。
全家研ポピー浜松支部 教育対話主事 鈴木育代
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