教育対話主事通信 1月号
ある日の佐鳴湖散歩の途中、目の前をシュルシュルッと横切った何かに思わず「ぎゃっ!」…蛇でした。これまでも何度か出会っていますが、私の反応はいつもこんな感じ。蛇を見て「わあ、かわいい」という気持ちにはやっぱりなれないようです。どちらかというと、恐ろしい、不気味、執念深いというイメージ。皆さんはどうですか。
そんな蛇ですが、子・丑・寅…と並ぶ十二支の6番目に入っています。
2025年はまさにその巳年(みどし)。人々になじみの動物があてはめられている十二支になぜ蛇が入っているのか、昔からちょっと違和感を感じていました。
そこで、巳年を迎えるこの機会に、あらためて蛇についてあれやこれや調べてみました。
巳年は始まりの年
① 「巳」の字は胎児の形をした象形文字で、子宮が胎児を包む様子が由来とされています。
② 冬眠していた蛇が目覚めて地上に這い出す姿が、冬に根をはった草木が新しい芽を出す姿と重なります。
このようなことから巳年は、蓄えてきた力が芽を出したり、次の生命が誕生したりする「起点の年」「新しいことが始まる年」などと考えられてきました。「巳」と「実」をかけて「実を結ぶ年」と言われることもあるようです。
蛇は縁起がいい
① 蛇は脱皮する。→「復活と再生」→不老長寿や強い生命力につながる縁起がいい生き物と考えられてきました。
② 蛇は餌を食べなくても生き永らえる。→「神の使い」→全国各地に蛇を祀った神社があり、
七福神の一員である蓄財・芸能の女神「弁財天」は蛇の形をした神として祀られています。
ここから、「蛇の抜け殻を財布に入れておくと金運がアップする」とも言われています。
蛇は信仰の対象
蛇への信仰は、縄文時代にまでさかのぼることができます。縄文時代の遺跡からは、鎌首をもたげる蛇の飾りがついた土器や、とぐろを巻いた蛇を頭にのせた巫女の土偶などが出土しています。
古く格式の高い神社には、その御神体や神様そのものが蛇だという「蛇神」が多く存在しています。
縁結びで有名な島根の出雲大社は、その御神体を「竜神様」と呼び、神聖な浜に漂着した海蛇をとぐろを巻いた状態にして祀っています。
また、奈良の大神(おおみわ)神社は三輪山を御神体とする神社ですが、祭神の「オオモノヌシ」は蛇の姿をした神様だと伝えられています。
長野の諏訪大社の祭神も本来は蛇の神だと伝えられています。
現在でも、神社の一番目立つところにはしめ縄が飾られています。出雲大社のしめ縄はとても大きなことで有名ですね。
このしめ縄というもの、実は蛇がからみあった様子を表したものだという説もあるようです。
お正月のしめ飾りもその流れにあるのかな? また、お供えの鏡餅についても、二段重ねの餅がとぐろを巻く蛇の姿であると言われることもあるとか。
お正月のしめ縄や鏡餅まで蛇に関連しているかもしれないとは、びっくりですね。
蛇にちなんだ熟語やことわざ
① 蛇行:蛇のように曲がりくねって進むこと
② 長蛇:長い蛇・大蛇 長いもののたとえ
③ 蛇腹:くねって動く蛇のおなかの様子に似ている山折り谷折りの連続の構造
④ 蛇足:余計なこと、なくてもよい無駄なもののたとえ
⑤ 竜頭蛇尾:始めは威勢がよいが、次第に勢いがなくなること
⑥ 蛇に見込まれた蛙:恐ろしさに身がすくんで動けないこと
⑦ 藪蛇:余計なことをして、かえって悪い結果をまねくことのたとえ
…などなどたくさんあります。古来から蛇と人とが深くかかわってきたことの表れですね。
外国での蛇と人とのかかわり
2025年は巳年、様々な困難に負けず復活と再生の活力にみなぎる年になりますように!!
全家研ポピー浜松支部 教育対話主事 鈴木育代
拝啓、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。日頃は大変お世話になっております。
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