対話主事通信「いろとりどり」2023.12月号
生活ルーティンになりつつある佐鳴湖散歩。四季折々の風景や生き物たちの姿を眺めながらの一周6キロメートルの道のりは、日々驚きと発見の連続です。驚きのいくつかと、そこから興味をもって調べたことを紹介します。
① fish on road
散策途中の道の真ん中に25センチほどの魚が横たわっていました。魚はまだ新鮮な目をしています。どうしてこんなところに魚が? 湖からはちょっと距離があり、ここまでその魚が跳ねてきたとはとても思えません。トンビあたりが魚を捕まえたものの、何かの拍子で落としてしまったのかも。写真を撮ってあとで調べてみたらカライワシという魚のようでした。
② kite(トンビ) vs crow(カラス)
そういえば、こんな光景も目にしました。魚を捕まえたトンビが、何とカラスに追いかけられているのです。トンビよりもカラスのほうがずっと小さいのにどういうこと? カラスに執拗に追いかけられ、トンビはついに獲物を横取りされたのか、それとも落としてしまったのか、その場から去っていきました。恐るべしカラス。
カラスとトンビは仲が良くないのでしょうか。トンビとカラスが空中でやりやっている光景をよく目にします。
③ cormorant(ウ) vs eel(ウナギ)
格闘と言えば、鵜とウナギ。大きなウナギを捕まえて陸まで引っ張ってきた鵜。食われてはかなわぬとくねくね体をよじって逃亡を図るウナギと、そうはさせるものかと必死に格闘する鵜。5分ほど続いた格闘は、ウナギの逃げ切り勝ち。この壮絶な闘いに出会って、佐鳴湖に天然ウナギがいることをはじめてこの目で認識しました。そういえば、佐鳴湖に船を浮かべて釣りをしている人たちをよく見かけます。何を釣っているんだろうと思っていましたが、中にはウナギを狙っている人もいるのかな?
④ submarine(潜水艦)のような鵜
最後の話題は「鵜」です。水面から頭だけ出して進んでいく姿は、潜望鏡を突き出した潜水艦のようです。それが数十羽一斉に並んで前進していく光景は、なかなかのものです。
また、佐鳴湖にはところどころに柵や杭が建てられており、そこにカワウがとまっている光景をよく目にします。中には翼を大きく広げているものもいます。何をしているのかと不思議に思っていたのですが、調べてみて納得しました。
カワウは、水中で狩りをする能力が非常に高い水鳥です。魚を追いかけて水の中を何メートルも進んでいきます。そんなことができるのは、 カワウの体に他の水鳥とは違う特徴があるからだそうです。カモなどの水鳥は、体から油を出して羽毛につけて水上で浮かびやすくしているのですが、カワウは油を出す機能が弱いのです。油が水をはじいて潜水しにくくなり、狩りがしにくくなるのを防ぐためです。水上での浮かびやすさや防寒性よりも、狩りを優先した、狩りに特化した鳥なのですね。そのため、カワウは、他の水鳥と比べて羽が乾きにくく、杭などにとまって羽を広げ乾かしているのです。
同じ水鳥でも、生き方や暮らし方は鳥それぞれですね。
全家研ポピー浜松支部 教育対話主事 鈴木育代
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