対話主事通信「いろとりどり」2023.2月号
1月から2月にかけての年中行事の中には、「豆」が使われるものがいくつかあります。
〇 おせち料理の黒豆 今年もまめに暮らせますようにと願う。
〇 鏡開きのおしるこ 鏡餅と、邪気を払う力がある赤い小豆を食べて無病息災を願う。
〇 節分の豆まき 摩滅(魔を滅する) 魔目(鬼の目を射る) 煎った大豆をまいたり食べたりして邪気を払う。
これらは、みなさんのお宅でも毎年続けられている行事ではないでしょうか。
さて、ここで使われる小豆(アズキ)や大豆(ダイズ)ですが、その原種と言われるものが道端の野草の中にあるということを最近知ったので、今回はそれを紹介します。
①アズキの原種 ヤブツルアズキ
本州から九州の草地に生育している野草で、8月~10月に黄色い可愛い花を咲かせる。日本での歴史は大変古く、縄文時代早期(約11,000~7,000年前)から食用として採取されていたヤブツルアズキが、次第に縄文の人々の手で栽培されるようになり、アズキへと姿を変えていったと考えられる。
ヤブツルアズキは、さやが黒く、種子が小粒なのが特徴。種子を食べることができるが、小粒で採集に手間がかかるため、今では一般的にはほとんど利用されず、見向きもされない。が、地方によっては「この味がいいね」と食べるために育てている人もいる。
風味が強く、上品な感じがするそうで「あんこ」や「おしるこ」などのレシピがネット上で紹介されています。
そこで、佐鳴湖散歩の折にせっせと実を集めて、砂糖を入れておしるこ風に煮込んで食べてみました。粒はとっても小さいけれど、確かにアズキの風味が感じられました。
②ダイズの原種 ツルマメ
日本全国の道ばた、野原、いたるところに生えているが、畑のダイズとはかなり姿形が違う。畑のダイズは直立していて80cmほどの高さになり茎は太くてがっちりとしている。一方ツルマメは、名前の通りつる植物で茎は細くて他の植物に巻き付いて育つ。葉も豆もダイズよりかなり小さい。8月~9月に淡い紫色の小さな花が咲く。
ツルマメは人に利用されていく中で栽培植物であるダイズへと姿を変えていったと考えられる。日本ではツルマメについては縄文草創期(約15,000~12,000年前)に、ダイズについては縄文後・晩期(約4000~2300年前)に利用されていたことが分かってきている。
ツルマメの実もヤブツルアズキと同じように食べられるそうです。そう聞いてから佐鳴湖散歩の折に実を探しましたが、時期的にほぼ終わっていました。今年は、気をつけてみて実を集めてみようと思っています。
全家研ポピー浜松支部 教育対話主事 鈴木育代
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