対話主事通信「いろとりどり」2021.7月号
少し前のことになりますが、テレビを見ていて「やられた!」と思ったクイズがあったので紹介します。下の③の「?」に入るのはどんな絵でしょう?
人は、何かを思い込んでしまうと、なかなか抜け出せないものですね。
次に、「へええ!」と思わされた新聞記事を紹介します。重松清さんという作家が書いた「セミの幸せはどこに?」という新聞に載っていた話です。
みなさんは、「土の中に何年もいてやっと地上に出て自由に飛べるようになったと思ったら7日ほどで死んでしまうセミってなんてかわいそう」と思ったこと、ありませんか。私はずっとそう思っていました。ところが、重松さんは、子どものころ全然違うことを思っていたんだそうです。「セミにとっては暑い真夏に外に出される方が嫌かもしれない。
もしかしたら、それは、一生の最後に待ち受ける苦しいことなのかもしれない。『ミーン、ミーン』も実は『あー、暑い、嫌だ嫌だ、涼しい土の中の方がよかったなあ』と鳴いているかもしれない。」・・・そんな話です。「土の中にいた頃の方がセミは幸せだったんじゃないか」なんて、私は今まで考えたことがありませんでした。でも、この話を読んで、地上の方が土の中よりも幸せだっていうのは、人間の勝手な思い込みと決めつけだったのかなあと思えてきました。
最後は、「何かいいなあ」と感じた歌です。みなさんは、朝起きた時、雨が降っていたら、どんな気分になりますか?
私は、雨が降っているとやっぱり「いやだあ」って思ってしまいます。晴れていればさわやかな気分になります。でも、ある歌を聞いて、ああ、これも勝手な「思い込み」かなあって考えてしまいました。さびの部分の歌詞を紹介します。
虹が架かる空には 雨が降っていたんだ
虹はいずれ消えるけど 雨は草木を育てていくんだ
虹が架かる空には 雨が降っていたんだ
いつか虹が消えても ずっと僕らは空を見上げる
(セカイノオワリ「RAIN」より)
雨が降っていたからこそきれいな虹が架かる。雨は草木を育てている・・・こんなふうに言われてみると、「雨なんていやだな」という気持ちが、「雨もいいかも」ってちょっとだけ変わったような気がしました。
以上3つのお話、どれもちょっと見方を変えてみたら、「思い込み」や「決めつけ」から抜け出して新しい世界に出会えるかも・・・という話でした。
全家研ポピー浜松支部 教育対話主事 鈴木育代
③…答え 口(くち)
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